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今年の夏のビーチでの罰ゲームはコレで決まり。

最後のオバちゃんは、あまりのデカさに記念写真をもとめたんかな?

今、司馬遼太郎の『坂の上の雲』を読んでるんですが、買っちまったよ『楊令伝』。俺ホントバカだね。読み終わった『水滸伝』が面白くてしょうがなくて、ついつい買ってしまった。『水滸伝』は全巻で19巻あるんですけど、足掛け6ヵ月で読破です。読もうかなって思ったキッカケは文庫化されたのを機にPOPのコンクールがあって、内容知ってなきゃ書けないよなって感じで読み始めたんですが、POPを書くのをそっちのけで(ダメだろ)、読み漁ってしまいました。これがね、3巻までは文庫、4巻から13巻まで知り合いの方からお借りして、14巻から19巻までは図書館です。長かった。いっぱい泣いた。「“漢”とかいてオトコと読む」そんな感じの登場人物かいい。俺的今年の本屋大賞は『水滸伝』。

本にも食い合わせなる、読み合わせってのがあるんだと思うんですが、司馬遼太郎先生の作品と北方謙三作品は同時に読めないのが残念。司馬先生の作品は歴史的事実に基づいて、作品を描いてるので、登場人物の台詞がやたらリアル。歴史を俯瞰的に捉え、物語というよりわかりやすい歴史の教科書のようで、知的好奇心を充分に満たしてくれる、いや、もうその膨大な知識の海で溺れてしまう。読むたびに「なんでこんなことまで知ってんだよwww」と驚きと尊敬が交錯します。

それに対して、北方謙三作品は歴史を背景に漢を描く、男子が好きな英雄ものです。熱い登場人物が現れては消え、それを偲ぶ戦友との友情が涙。号泣ですよ。電車の中で涙が出そうになって、何度中断したことか。この泣き所がてんこ盛り。どれだけいい場面つくるんですかと、天井を仰ぎながらどれだけ思ったことか。機会があれば男子にはオススメなので一度読んでください。

お互い歴史物なんですけど、同時に読むと、世界に入りきれないので、もったいなくて読めません。予定としては『坂の上の雲』を読んだあとは、いよいよ『竜馬がゆく』を読む予定なので、しばらく『楊令伝』はお預けです。だから、何で買ってしまったのか…。一巻買ってしまったら、全巻そろえなきゃ気がすまない質なので、ホントバカなことしたなと反省してます。

これ以外に最近読んだ歴史物は『憑神』。映画化されるみたいで非常に良く売れてます。帯の抱腹絶倒の文字が気になったんで読んでみました。時代設定が幕末。幕末といえば、「土方副長の『燃えよ剣』でしょ」的な司馬先生贔屓がありましたので、うーんという感じです。自分的に人情ものがあまりツボじゃないということがよくわかりました。司馬先生作品で、時代に取り残された者が敗れた幕末感がインプットされてたので、最後の主人公の選択はどうなかっと思ったし、そんなに笑えなかった。でも、ラストで泣きました。



わしゃ、涙もろいねん。


どれぐらい涙もろいっていうと、ハリーポッターの一巻で泣いたぐらい。友達に言ったら「ドコで泣けんねん」と言われて怪訝な顔されますが、泣 け ま し たって。My泣きつぼは「校長先生わこうてはる! ハリーたちのことようご存知や! それでこそ校長先生や!」ってところです。ちょっと感情的なのかな、性格が。計画性せいとか感情面でもっと大人にならなきゃなと、今日はそんなオチで締めます。すみません。


やたら耳に残る。ロックマンの映像を使うとは革新的。ノスタルジック加減がたまらん。

↓女性ボーカルバージョン
http://jimaku.in/w/3KvLYBHoMwY/z_HYynkGvMh



この上映後のまばらな拍手と、松本監督の戸惑い…。これは轟沈だな。監督再起なるか。
↓がスタンダードな上映後だと思うと、大コケみたいね。松本監督ってのはもう逆鱗かもしんないね。
http://www.youtube.com/watch?v=z5yT3oQYVn4&eurl=http%3A%2F%2Fimihu%2Eblog30%2Efc2%2Ecom%2Fblog%2Dentry%2D2818%2Ehtml

愛知県長久手でおきた引きこもり事件での愛知県警仕事ぶりはどうなのだろうと、庶民ながらにいろいろ思ってしまった。

愛知立てこもり
http://www.asahi.com/special/070518/

俺がサザエさんなら、

現場の指揮官は無能
交渉人は市役所の苦情係
愛知県警は学ばない

の三本です。

SATを擁しながらその突撃力をいう長所をいっさい生かしきれず、さらに隊員を犠牲にしたのは、指揮官の無能ぶりが窺える。23歳の新米隊員を第一線に送り出した人選もどうかと思う。こういう時こそ、精鋭をもって対処すべきじゃないのか。せっかく海外の特殊部隊と合同演習をしているんだから。それともただの海外旅行だったのか。とにかく犠牲がでた以上は指揮官に責任があるのはいうまでもない。

この事件で交渉人は何か役にたったのかかなり疑問だ。負傷警官を5時間も放置して、救援の際に発砲を控えるよう犯人に約束を取り付けられなかった。人質はFM局のDJと話をしている最中に脱出。もうDJだけにGJとか言ってる場合じゃない。29時間は時間かかりすぎ。結局最後に「交渉をやめる」という最終カードを切ってやっと犯人が投降。人質が逃げてなかったら、解決は1、2ヶ月はかかっていたんじゃないのかと思わせる。

犠牲をだした愛知県警は「結果論」で片付ける始末。いやいや、最善を尽くしたかどうか、甚だ疑問が残る警察の対応だった。もし、テロリストが霞ヶ関の官庁を人質をもって占領した場合、この事件から予想すると、警察、機動隊、自衛隊の犠牲は軽く両手を超えるだろう。大体ジェラルミンの盾を装備していて何の役に立つんだ。今は以外と自衛隊は強いみたな本が売れてるが、ほんとにそうなのか? 日清戦争前の清の前評判みたく感じるな。死を覚悟してその職に就くという雰囲気はあまり感じられんが…。現段階で思うに日本の指揮官、鎮台さんの質はかなり悪そうだ。

しかし、犠牲になったSAT隊員の方は不運としか言いようがない。任務について1年未満。愛する妻子を残して無念の死とは。まさにこれからだっただろうに。察しあまる。

実弾新たに8発・容疑者宅を捜索、押収・愛知立てこもり
http://www.nikkei.co.jp/news/shakai/20070521AT1G2001A20052007.html

ニュースでは新たに実弾が見つかり合計20発があったと報じているが、今日の日本ではロケットランチャーさえ押収されてることを考えると、感覚がずれてんじゃないのかと、自然にそんなことを思ってしまう。警官が屋根づたいに移動してるところをテレビで映したり、報道管制かかってるのにヘリから撮影したりと日本のマスコミは。もう、日本ダメかもしれんね、とうい常套句を吐かざるをえない。

犯人は殺意はなかった言っているようですが、負傷警官を5時間放置して、それはないだろ。拳銃もってるからにはその気はあっただろと。検察側はもちろん死刑を求刑するだろうけど、弁護側はこれまた家庭不安による心神の喪失とかを持ち出して、なんとか無期に持ち込もうとするだろうな。まー、家庭内暴力とか前科とか元暴力団とかの要素を含めれば、裁判官によるが死刑が相当刑として国民感情に沿うんじゃないでしょうか。


新書の担当もしてまして、新書もチェックをいれております。最近のベストセラーは「裁判官の爆笑お言葉集」でしょうか。この本を初めて読み終わった時の感想は、言葉は悪いですが正直ムナクソ悪かったです。ここで取り上げられる、裁判官の言葉は殺人や凄惨な事件、どこにも行きようのない事件の裁判の中で語られた言葉もあります。それで『爆笑』の冠をつけるかと、編集を担当した小木田順子さんに問いたい。事件被害者、被害者遺族の気持ちを、加害者、加害者家族の気持ちを、裁判官の刑を言い渡す重責を、それに携わった人たちの気持ちを考えたのか。それを踏まえて尚、『爆笑』をつけるか。これこそシュール過ぎて笑えない。

P209で「私も要領よく生きていきたいと思うのですか…。」とあるがこの言葉にも引っかかった。それはそうしたいと思う本心なのか、そうしたいけど現実はそうじゃないんですよという嘆きなのか、謙遜を装った偽善か。この三択なら、私の答えは『謙遜を装った偽善』。人の裁判を笑いものにして、ちゃっかりベストセラー。長嶺さん、あんたしっかり要領よくいきてるよ。それをごまかすかのように謙遜した態度で、そんな言葉を残せるなんて、要領を得てしっかりお金にしているとしか言いようがない。保身もバッチリですか。それと同時に自分も付随して金儲けをしている自分にも反吐がでそうだ。仕事だからと言い訳するが、納得はしていない。

もしかしたら、長嶺さん、もしくは小木田さんも納得していないかもしれない。楽観かもしれないが、編集とライターの間に意識のギャップを感じた本でもあった。ライターがお熱だったのか、編集がお熱だったのかは察しきれない。だから、売れただけに気の毒だ。両方がお熱だったら救いようがないが。ただ、あとがきで小木田さんが「ふざけたこと書いちゃダメよ。それくらいにしときなさい」の一文は誰がお熱だったのか、ほのかに香ります。逆にライターの心遣いかもしれません。

ライターの立ち位置が傲慢なうえ、文章が稚拙。そんなところも癪だった。いっそのこと、北尾トロのように傍聴人の視点に徹して文章を書いたほうが、受け入れやすい。

特に『爆笑』とつけてはいけないと思ったのは、P126京都の実母を殺害し自ら死のうとした心中事件だ。

(新版)温情判決≪介護のはなし≫(認知症の母親殺害事件)


『爆笑』さえはずしてくれれば、納得できる。長ったらしく偉そうに批判めいたことを書いたが、それでも私は読書を楽しんだり、amazonで本を紹介したり、blogで自分の好きなことをしたりして生きている。そう他人事だ。残念なくらいに。

 


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