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今日遂にデアゴスティーニの『週刊戦艦大和を作ろう』が最終巻を迎えました。コレまでコツコツとパーツを買い、遂に完成した読者の方々のことを思うと、「お疲れ様でした」と少し感慨深くなった午前中です。少し時間は戻りますが、行きの電車の中で、私も『坂の上の雲』を読了しました。『坂の上の雲』とは、明治の人たちは幾多の犠牲を払い困難を乗り越え、希望を望みながら、その時代を生きたということで、雲(希望)を見ながら坂(苦難)を上るということで、その題がついたそうです。

文章が重くもなく軽くもなく、時にユーモラスに感じたり、鋭い見解があったり、非常に読み応えがありました。あとがき(これも非常にながい)で、この作品の舞台裏とでも言うべき、執筆活動のことが書かれており、その活動を知ることで、またまた尊敬を覚えました。言語、時間、そして時代の先入観を乗り越えて、司馬遼太郎先生の歴史的視点から生み出された大作と、読み終えて改めて関心しました。

話は戦艦大和より古い時代の戦争の話である。いや、イスカンダルに行くヤマトじゃないよ。

特に面白かったのが、四巻「黄塵」。上村艦隊(第二艦隊)とウラジオ艦隊の追いかけっこ(危機感のない表現で申し訳ない)。ウラジオストックに拠点をもつ、ロシア艦隊が日本の補給ラインを脅かし続けている時期、上村艦隊はその不意に現れる艦隊を必死になって日本海、太平洋と広大な領域を探しまわっていた。第二艦隊がウラジオ艦隊を追っている最中にも日本の補給船が次々にやられる始末だった。その時議員、国民は「上村は何をしているか」と非難の声を荒げてたらしい。議会では「無能」と罵られたこともあったとか。上村司令官はとにかく非難を受けた。対馬で停泊中には、よく釣りにいったり、山に登ったりしたそうで、イライラを解消するためか、癇癪を隠すためかわからないと書かれているが多分そうだろう。その第二艦隊が遂にウラジオ艦隊に遭遇した時の上村司令官の気迫がユーモラスに描かれている。「上村は、艦橋で激怒した」とか「このときの上村艦隊の命中率は、奇蹟というほどに高かった」とか、その闘志があまりにすごく、愛嬌の域に達している。是非この項は読んで欲しい。

陸戦より海戦の方がありありとその戦場を想像することが出来た(あとがきで「そうかもしれない」と思う節があった)。ただ、大砲の音が想像できるようで、できない(それ以外にも山ほどあるが)。ロシア艦隊の大砲が放つ弾は列車が「ゴウッ」と鳴らす音に近いらしい。「ああ、そんな音か」と軽く考えていたが、頭の中で再生すると、どうしても「ガタンゴトン」っという音が入ってきて、完全に電車の音になってしまう。もっと酷いのが日本海軍が放つ、下瀬火薬を内蔵した砲弾の音だ。この下瀬火薬と非常に爆発力が高く、当時砲火を交えても、そう簡単に沈まないとされていた戦艦を次々に火の海にし、海底へ沈めてしまった恐ろしい爆薬である。この弾は細長くロシア兵には「鞄」とよばれ、ブーンという優しい音でやってくるそうだ。しかし、敏感な伊集院信管が何かに当たると下瀬火薬に引火し、猛烈なガスを発生させ、爆風と灼熱で破片を撒き散らしながら、人をなぎ倒し、鉄をも焼いてしまうらしい。





⊂二二二( ^ω^)二⊃ブーン





コイツ、見かけ以上に相当危険なんだぜ。



少し余談が過ぎたが、現代とは逆のように感じられるバイタリティー溢れる人々がいきいきと描かれ、現代の日本を少しは思わせる作品で非常におもしろい。人によっては感じることは異なると思うが、温故知新と言われるように、少し振り返るのも悪くはない。幕末~明治という時代はロマン溢れなんといいものだろう。戦争を肯定するわけではないが、この時代が戦士をしての誇りがあった最後の時代と書かれてあるが、それは恐らく本当だと思うし、それが非常に残念でもある。
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新書の担当もしてまして、新書もチェックをいれております。最近のベストセラーは「裁判官の爆笑お言葉集」でしょうか。この本を初めて読み終わった時の感想は、言葉は悪いですが正直ムナクソ悪かったです。ここで取り上げられる、裁判官の言葉は殺人や凄惨な事件、どこにも行きようのない事件の裁判の中で語られた言葉もあります。それで『爆笑』の冠をつけるかと、編集を担当した小木田順子さんに問いたい。事件被害者、被害者遺族の気持ちを、加害者、加害者家族の気持ちを、裁判官の刑を言い渡す重責を、それに携わった人たちの気持ちを考えたのか。それを踏まえて尚、『爆笑』をつけるか。これこそシュール過ぎて笑えない。

P209で「私も要領よく生きていきたいと思うのですか…。」とあるがこの言葉にも引っかかった。それはそうしたいと思う本心なのか、そうしたいけど現実はそうじゃないんですよという嘆きなのか、謙遜を装った偽善か。この三択なら、私の答えは『謙遜を装った偽善』。人の裁判を笑いものにして、ちゃっかりベストセラー。長嶺さん、あんたしっかり要領よくいきてるよ。それをごまかすかのように謙遜した態度で、そんな言葉を残せるなんて、要領を得てしっかりお金にしているとしか言いようがない。保身もバッチリですか。それと同時に自分も付随して金儲けをしている自分にも反吐がでそうだ。仕事だからと言い訳するが、納得はしていない。

もしかしたら、長嶺さん、もしくは小木田さんも納得していないかもしれない。楽観かもしれないが、編集とライターの間に意識のギャップを感じた本でもあった。ライターがお熱だったのか、編集がお熱だったのかは察しきれない。だから、売れただけに気の毒だ。両方がお熱だったら救いようがないが。ただ、あとがきで小木田さんが「ふざけたこと書いちゃダメよ。それくらいにしときなさい」の一文は誰がお熱だったのか、ほのかに香ります。逆にライターの心遣いかもしれません。

ライターの立ち位置が傲慢なうえ、文章が稚拙。そんなところも癪だった。いっそのこと、北尾トロのように傍聴人の視点に徹して文章を書いたほうが、受け入れやすい。

特に『爆笑』とつけてはいけないと思ったのは、P126京都の実母を殺害し自ら死のうとした心中事件だ。

(新版)温情判決≪介護のはなし≫(認知症の母親殺害事件)


『爆笑』さえはずしてくれれば、納得できる。長ったらしく偉そうに批判めいたことを書いたが、それでも私は読書を楽しんだり、amazonで本を紹介したり、blogで自分の好きなことをしたりして生きている。そう他人事だ。残念なくらいに。

    
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今年『金持ち父さん 貧乏父さん』の売れ行きが好調だそうだ。ベストセラーのランキングには顔を出さないにしても、旭日屋書店さんでは去年のビジネス書第一位だと旭屋堺プラットプラット店で陳列されてたし、うちの書店でも週に必ず2、3冊は売れている。筑摩書房さん筋の情報だと発売年より去年の方が売れていたというデータを叩き出しているそうだ。4月上旬には『金持ち父さん貧乏父さん』の全9シリーズ(Aセット9シリーズ各5冊だったと思う)を扱う強気な企画が予定されており、かなりウハウハなのが手に取るようにわかる。

ちなみにこの『金持ち父さん貧乏父さん』の内容を簡単に説明すると、「ファイナンシャル・インテリジェンス」を身に付けておいた方がいいよっということにまとめられると思う。本書で述べられているように、大金持ちだったNBAの選手が洗車場で働いていたり、高給取りの一流サラリーマンが請求書に追い回されたりするのは単にお金の知恵がないためで、この現実に対して、何故そうなるのか、そのならないためにはどうしたらいいのか、これから何をすべきなのかをわかりやすく説明してくれる。本当のお金の使い道とは、お金とはという、経済の根源的なことを収めた、これからの子供は絶対に触れておくべき大切な内容である。陳腐な言い回しかもしれないが、学校で教えてくれないお金のことがかかれている、まさに『お金の入門書』である。

我が家の新聞は産経新聞なんですが、久々に目を通してブったまげた。
驚きすぎて、なめこの赤出汁を鼻から噴いた。

2月24日の朝刊一面。「早く売って」ヤマハ発に執拗な要望-ヘリ不正輸出-

ヘリ不正輸出 ヤマハ発動機社員10人から一斉聴取 性能など立件へ詰め(関連記事)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070215-00000019-san-soci

こりゃ大変だべと黙々と読んでたんだけど、どうもおかしな点がある。問題であろうと思われる文はここ。

「(ヘリを)早く売ってほしい」と催促する電子メールを執拗に送信していたこと23日、静岡県、福岡両県警の合同捜査本部の調べでわかった。

「執拗」と書かれているんだけど、メールが何度、どれだけの期間で、どのような内容で送られてきているのか、一面だけでなく関連記事31面を読んでも載ってない。コレだけで「執拗」って書かれても読者は判断できない。最近の新聞は主観でモノを書くので困るな。以前にも「宮崎でトリインフルか?」って感じの見出しがあったんだけど、舐めすぎなんじゃないでしょうか。憶測で記事書くなよと。国と県は風評を警戒してんのに肝心の新聞がこれじゃね。3面で講談社の揚げ足取ってる場合じゃないぞ。その記事はどこぞの痛いコスプレイヤーの記事か。

「国粋」っぷりを売りにしてんのか、中国に新聞社じゃないって言われて怒ってんのかしらんが、商売事や私情を含めて報道するとは言語道断。その点から言って、クウォリティーは朝日と変わらんな。

『水滸伝』をやっと12巻まで読みました。官軍の将軍大刀関勝とその仲間の味なマネをするところで終わってます。しかし、ナゲーよ。読み応え充分なくせして、一気に読めるので時を忘れて熱中してしてしまうんですよ。もう、揚子の息子の揚令がテラ切ない。死兆星の元に生まれたような幼年期を過ごして、王進先生の所で修行するんですけど、これがね、何か自分の息子のように思えて、その成長ぶり感動してしまう! 感動した! そりゃ『水滸伝』の外伝『揚令伝』がでますよ。

しかし、この『水滸伝』、嬉しいのか悲しいのか19巻まであります。これは歴史ものが好きな方には是非読んでもらいたいですね。特に項羽と劉邦、三国志が好きな方にはうってつけ。

そうそう、水滸伝、項羽と劉邦と三国志といえば、中国中央電視台! この中国中央電視台が制作した『三国志』はマジで文化遺産にすべきような巨作。この壁は日本の映画、ドラマ監督では決して越えられない壁を感じたね。キャスティングがまず鬼才。どの武将を見てもこれはアイツや、これはコイツや!と名前を知らなくても容姿、風格を見ればわかるほど。私は中学時代にNHK衛星でやってたのを見てたんですが、このドラマは人生の中で屈指の名作。あとNHK教育の『素晴らしき日々』。あの頃のNHKはクウォリティーが高かった。三国志の人形劇もやってたな。話をもどして、『三国志』のお値段はDVD14巻28枚組みで新品102900円! 

中国中央電視台
http://yousworld.com/conny/

ジャパネットタカタじゃないけどさ、
「安い!! お買い得!!」
※金利・手数料はコス@本が負担しません!
※amazonはもっと安い!

ほんとに文化遺産なんだよ。102900円なんて絶対安い。このドラマは生涯忘れられないって。第83集 『倫渡陰平』名将鄧艾、摩天嶺を越え、成都陥落す とか見て、涙が出てきてたな。「三国志が終わる…」とか「姜維…」とか感慨深くて、そして壮大なドラマを忠実に再現した映像のフィナーレ…。毛布一枚包まって崖下るってシーンとか、そりゃないwwwって思う場面もアリ~ノで面白い。戦のシーンでは「テメェー、ヤル気ないだろwww」みたいなエキスト陣も見逃せません。三国志通なら、このドラマ見ずに人生終えたら、あの世で後悔します。絶対安い! 「じゃ、お前買えよ」って? そりゃあんたないよ。わたし一回みてるしさ。まぁ、誰か買わないかなーって思って書いてるんだけどさ。

で、その『三国志』を放った中国中央電視台の『項羽と劉邦』が日曜の午後5時にBSかなんかでやってるっていう。まぁ、わたしはその時間見れないっていう。それ見て『三国志』も見たいって思ったら、是非買って、私にも貸してください。絶対、後悔しないって! 最近は『蒼天航路』からとかゲーム『三国無双』から入ってる人も多いようですが、基本はやっぱ横山光輝先生の三国志から入るのがオススメです。 あと、コス@本イチオシの『覇』もいいですよ。

オトナアニメの表紙がジョジョ。しかし、そう簡単にだまされて購入するようなヤワな男とじゃないぜ。ちゃんと中身を確かめてから買うのが、本当のオトナであり、ジョジョマニアなのだ。

ペラペラ…

今度上映にんるなる映画の話が中心ですな。あとゲームの紹介も。注目は22ページ。荒木先生が全身フレームインで写っとる! モデルじゃないのにモデル立ちで! しかも、なかなか様になっとるのがカッコイイ。インタビュー記事3ページの中で荒木ワールドの原点が垣間見れる文章もアリアリアリアリアリーヴェデルチで、なかなかです。漫画のコマが紹介されているページを見て、無意味に興奮している自分にちょっと引いたりしました。

さらっと目を通す限り気になるのは、誤字があったり(スピードワゴン小沢コメントのコンビ名についての箇所)、どう見ても間違いな画像(65ページのジャイアントロボの記事のDVD紹介が何故か前のページと同じGガンダム)が入ってたりで、編集部も忙しいんだなって感じました。今後とも頑張ってください。

私もガンダム好きですが、Gガンダム大好きです。川尻早人並にぶっ飛んでるガンダム世界が最高。何を隠そう東方不敗は心のマイ師匠。冨樫さんの嫁さまのセーラームーンとしか思えないデザインのガンダムがいたりでかなりバロスwwww。このGガンダムの前期OPにはエヴァンゲリオンで時の寵児となった庵野秀明氏が参加しているという隠れたエピソードも。このGガンダムには日本アニメーションの全てが詰まっていると言えば、間違いなく言いすぎでしょ。

東方不敗vsDio

今プーチンのロシアを読んでるんですけど、汚職とか酷いみたいね。日本のあの和歌山とか、宮崎とかの談合?もうかわいのなんのって。本の内容はロシアの現代社会の知識がある人じゃないとわからないし、ロシアをここ10年ぐらいを統括して語ってるから表面的過ぎて面白くない。何とかチョフとか、お前誰だよ?みたな人が出てきては消えていくうえ、話題がコロコロかわる。ロシア官僚の汚職のこととか書かれてるんだけどその生生しさが伝わってこない。淡々としすぎて、これを読んでロシアに興味を持つことはないと思う。

『プーチンのロシア』って題名だから、プーチンがどんな国づくりをしているのかを知りたいってのもあるけど、やっぱり元KGBのプーチンの裏の顔が大々的に書かれているともっと面白いかなと。

今話題のイギリスでの放射能による暗殺のこととかもあるし、そんな超鷹国家の強硬な手段のこととかよくしりたかったな。ロシアの外交官を殺害したテロリストのアジトに、テロリストの家族のバラバラ死体を送りつけたって噂もありますからね。あとチェチェンに詳しいジャーナリストを暗殺したってのも結構有名ですからね。

そう考えたら、日本はまだマシですよ。美しいね。誰にとって美しいのかしらないけど。



「えー?ロシアは日本と同じで普通の国だよ。」とか思った人は下の動画見て。暴力シーンタップリだから心臓の弱い人は絶対に見ないで下さい。あと精神衛生上にも問題があります。ロシア人レイシスト(差別主義者)による外国人リンチの映像です。「え?え?」とかなるぐらい意味不明の暴行。地元警察も黙認なのかな。よし、俺は決めた。絶対ロシアには行かない!マジで殺されるよ。



 


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