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yourei.jpgまたまた買ってしまいました、『楊令伝』。もう2巻まで買ってしまったら、全20巻発売されようが最後まで買わざるを得ないです。アレが「覇王翔吼拳を使わざるを得ない」状態に近いです。

毎度毎度、「嵐翠」とか「乾坤」とか難しいサブタイトルがついていましたが、楊令伝になってより難しくなってます。今回は「辺烽」。難しすぎる。読めませんし、PCで変換できません。特に「」の漢字。「とぶひ」と読むそうですが、狼煙を上げる施設のことのようです。映画『ロード・オブ・ザ・リング』で援軍を求めた時に、使われてたあの施設です。正確な意味はわかりませんが、遠くのほうで、もしくはあちらこちらで、狼煙(戦の合図)があがったって意味なんでしょう。




    以下はネタバレ御免です。




この巻で狼煙が様々なところから上がります。遂に『替天行道』の旗があがり、梁山泊の仲間の前に現れた楊令。北方の情勢はその緊張が極限状態に。そして、公孫勝が教祖方臘に挙兵を仕向ける計略を実行し、戦いの幕は切って落とされます。まさに狼煙の煙が宋を包み込むような感じです。

教祖方臘の出現で宗教、国家間の外交戦略と新要素が加わり、面白さが増してます。そんなところもあったんですけど、今回俺的には「天罪の夢」で楊令が呉用に語った、戦の後の話が忘れられません。志を立てて、古い国家を倒した新しい国は、ただいくらかましにすぎないということ。そこで楊令は新しい国を夢見て戦うしかないと思い定めたとも語っています。ここが『水滸伝』とは違い、なんと儚いんだろうと。この儚い楊令の志の行き先。とても気になります。

龍虎の拳「覇王翔吼拳」を使わざるを得ない


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